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たっぷりの食物繊維が大注目の新ごぼう!

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キク科ゴボウ属。原産地はユーラシア大陸北部。香り重視の新ごぼうが4~5月に出回っています。

ごぼうを食しているのはアジアだけ?!
ごぼうは日本で自生はしていませんが、縄文時代の遺跡からは植物依存体として確認されており、縄文時代から平安時代に伝わったともいわれています。日本人が食すようになったのは江戸時代から明治にかけてであり、宮廷の献立にごぼうが使われていたり根や葉を食用とします。茎の高さは1mほど、主根の長さは品種にもよるが50cm〜1mほどある。紫色のアザミに似た総苞にトゲのある花を咲かせます。根種は、大別すると長根種と短根種があります。栽培の主流となっているのは長根種の「滝野川ごぼう」とその改良種であり、収穫時には直径3センチ、長さは1メートル前後となる。一般に関東は長根種が多く、関西では短根種が多いです。ゴボウは連作を嫌うため、同じ畑では2-3年後でないと作れません。日本ではいろいろな料理においておなじみのごぼうですが、日常的に食べているのは世界でも日本と台湾、韓国などごく一部。中国では漢方薬としても使われています。ヨーロッパでは、サルシフィと呼ばれるごぼうに似た、種類の違う西洋ごぼうを料理に使用します。
ごぼうの豊富な食物繊維が胃腸とコレステロールをコントロール!
ごぼうを栄養面から見ると、成分の8割が水分で、ビタミン類もあまり含まれていません。しかし、それを補って余りあるだけの食物繊維の効能があります。食物繊維は、栄養ではありませんが、腸の働きを整えたり、コレステロールをコントロールしたりする重要な作用を持っています。近年では、発がん物質など有害物質を体外に排泄する機能が、あることがわかっています。100g中5.7gが食物繊維なので野菜の中でも群をぬいて多く、食物繊維が不足しがちな現代人にはうれしい野菜です。便秘の人が常食すれば、症状の改善が期待できます。皮にもたっぷり栄養が含まれているので、むかずにたわしでこすり洗いしたり、包丁の背でこそげとるのがおすすめです。 また、ごぼうに多く含まれる食物繊維(リグニン)は切り口が大きいほどよりたくさん採れるので、ささがきが最適です。野菜に含まれる食物繊維はその多くが水に溶けにくい性質ですが、ごぼうの場合は水に溶けにくい性質の食物繊維と、水に溶ける性質の食物繊維の両方を多く含んでいます。風味や栄養成分まで逃げてしまうため、色が黒っぽくなることを気にしなければアク抜きはあまりお勧めしません。
健康に良い免疫力を高めるごぼう
ごぼうには、利尿効果もあるので、腎臓病などで体がむくんでいるときに食べると、体の余分な水分が尿になって排泄され、むくみを解消します。ごぼう特有のシャキシャキした歯ざわりは、イヌリンという炭水化物によるものですが、このイヌリンに腎臓の機能を高める効果もあります。また、便や尿や汗といったいろいろな形で、体内の毒素を排泄してくれますので、血液が浄化され肌も美しく保たれます。便秘などによる吹き出物、肌荒れに悩んでいる人は、お肌のトラブルの解消が期待されます。

新しいごぼうよりも、やはり鮮度も風味も保ちやすい泥つきを選びましょう。新しいごぼうしかない場合、きめが細かくしなやかなものを選びます。根元のひび割れがなく先端がしおれていない。ハリや弾力があり、太さが均一。ひげ根が少ないまっすぐなものが良品です。持った感じが軽い物は古く、スが入ってる可能性があります。
せきの妙薬としても、古くから利用されていました。ごぼうの皮をすりおろしたものをしぼって、その汁を飲みます。1回にさかずき1~2杯、1日数回飲めばせきが自然に止まるようになるといわれています。虫刺されや湿疹の場合は、おろし汁を患部に塗ると効果があります。また口内炎の場合も、おろし汁でよく口の中をすすぐと、痛みがとれて楽になります。