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色鮮やかで、栄養価も高いカラフルキャロット

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カラフルキャロットとは?
人参といえばオレンジ色を想像しますが、実はオレンジ色以外にも《紫・黒・赤・黄・白色》などがあるカラフルな人参が存在します。セリ科の1、2年生植物。播種後110~120日程度で収穫し根長は20cm程度のカラフルキャロット。着色料なしにこの発色とは、感動ものですね。色によって様々な栄養素が異なり、風味や甘み、歯ごたえなども違うのが特徴です。幅広い料理に合い、料理が華やかにもなることから、最近おしゃれなカフェやレストランなどでよく見かけます。
色素の割合によって変化する栄養 
皆さんが普段食べているオレンジ色をした人参の多くは「五寸ニンジン」と呼ばれるものです。カロテンの語源が「キャロット」というだけあって、人参のオレンジ色にはβ-カロテンが豊富に含まれています。カラフルキャロットは人参に含まれる栄養素の色素の割合によって変化するので、例えば「βカロテン」が多ければオレンジになり、「キサントフィル」が多いと黄色い人参、紫色は、「アントシアニン」の影響があると言われています。そのため、様々な色の人参を食べることで、たくさんの栄養素を摂取することができます。
それぞれの色の効果、おすすめの調理方法
◎紫色:アントシアニンが豊富なため⇒抗酸化作用,視力低下予防,高血圧予防,肝機能の保護などに秀でています。茹でると色素成分がゆで汁に流れ出てしまいます。また、人参の紫色も薄くなるため、その色をいかせるサラダや野菜スティックにして食べることをおすすめします。コリコリした食感と、ほのかな甘味があり、生のままでも美味しくいただけます。
◎赤色:赤色はリコピンが豊富です。同じく赤いトマトもそうですよね。⇒抗酸化作用,前立腺がん予防などに効果的があるとされています。食感は柔らかいのに煮崩れなどをしにくいため、料理に使いやすいのが特徴です。人参特有の臭さが少ないと言われていますが風味がオレンジ色の人参よりも強く感じられるそうです。鮮やかな赤い色を活かして生のまま千切りやスライスにしてサラダに取り入れたり、ピクルスや炒め物などにも合います。
◎黄色:フラボノイド⇒高血圧予防,アレルギー対策などに効果があります。食感は柔らかく、甘みが強いことが特徴とされています。にんじん臭さが少なく、炒め物や汁物生のままサラダやジュースに使うのもおすすめです。
◎白色:イソチオシアネート⇒ピロリ菌対策,血液さらさら効果,コレステロール調整などに効果があるとされています。白色の人参は他の人参と比べて臭みは少なく、甘みが強いのが特徴です。オレンジ色や紫色のカラフルな人参たちと一緒に組み合わせて料理に使えば、さらに彩りが良くなりそうですね。
◎黒色:カテキン⇒抗酸化作用,がん予防,コレステロール調整,ダイエット効果などに効果があるとされています。抗酸化作用のあるアントシアニンやポリフェノール、ビタミンCなど豊富に含まれていることから、最近栄養価が高いスーパーフードとしても健康食品会社や美容業界が注目を集められています。青臭さがなく糖度が高いため、野菜というよりもフルーツに近く食べやすいという特徴があります。
野菜の色は自らを守るバリア
人にとって有益なファイトケミカル。実は野菜にとっても重要な成分で、例えば赤い野菜の代表格であるトマトは、リコピンという成分(ファイトケミカル)を実の中に蓄えることで赤く色づくと言われています。この色は自分のタネを遠くに運んでもらうよう、鳥などの目につくようにアピールするためともいわれますが、紫外線などから自身を守るためとも言われています。人参のオレンジ色は子孫繁栄や自らを守るためにオレンジ色(橙色)に染まっており、それを食べることで私たちも自らの体を病気などから守ることができます。
紫外線は人にとっても有害ですが、実は野菜にとっても有害であることが多いです。まだまだ野菜と色については解明されていないことも多いですが、それぞれの野菜は、きちんと意味があって色づいているのです。 料理の彩りを良くするだけでなく、必要な栄養素を摂るためにもおすすめです。